Ford Farm Poems
Wednesday, 13 October 2010
心を離す
話に相槌を打っても
聞いていないのだとわかる
そのことはとがめるでもなく
音もなく息をつく
私たちは少しずつ
生活に侵食される
そうして少しずつ
お互いから遠ざかる
何かをしてつなぎとめなければ
ばらばらにこぼれ落ちてしまうのに
私たちは手をこまねいて
何もしようとしない
私たちの間の細い糸を思う
あなたを行かせようか
このまま自由に
心を宙に浮かせようか
それでも私たちは
つながっているだろうと思いあたる
そのことを嬉しく思わないわけではないのに
私は少し
途方にくれる
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