大西洋を目の前に立つ
岩礁へ入り込む波を見ながら
前この同じ場所に立ったのは
いつだったろうかと思う
同じ光ではない
けれども夏の来る前に
確か数ヶ月前に
私はこの同じ場所で海を見た
近くに海を感じ
いても立ってもいられずに車を飛ばしたのだった
打ち寄せる潮のしぶきを見ながら
広がる空の光と
圧倒的な水かさの前に立ちながら
私は自分が違うことを感じる
恒久の前で
私という媒体が
変わってしまったことを知る
確かな渇きを
自分の中に見つける
満たしきれないのだ
優しい夏の光も
人っ子一人いない海も
どこまでも広がる空間も
私の中身が暴き出される
何も隠すことができなくなる
いともあっさりと
心はぽんと
無防備に裸で放り出される
それでも海は相変わらず無関心を装う
私が変わろうが変わるまいがかまいなく
私を洗い続ける
岩礁へ入り込む波を見ながら
前この同じ場所に立ったのは
いつだったろうかと思う
同じ光ではない
けれども夏の来る前に
確か数ヶ月前に
私はこの同じ場所で海を見た
近くに海を感じ
いても立ってもいられずに車を飛ばしたのだった
打ち寄せる潮のしぶきを見ながら
広がる空の光と
圧倒的な水かさの前に立ちながら
私は自分が違うことを感じる
恒久の前で
私という媒体が
変わってしまったことを知る
確かな渇きを
自分の中に見つける
満たしきれないのだ
優しい夏の光も
人っ子一人いない海も
どこまでも広がる空間も
私の中身が暴き出される
何も隠すことができなくなる
いともあっさりと
心はぽんと
無防備に裸で放り出される
それでも海は相変わらず無関心を装う
私が変わろうが変わるまいがかまいなく
私を洗い続ける
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